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会社のロゴ、いつ変える?リニューアルを考える5つのサイン
会社のロゴ変更を検討する5つのサインと、認知やブランド資産を残しながらリニューアルする判断方法を整理します。
会社のロゴを変える時期は、何年使ったかだけでは決まりません。古く見えるという感覚だけで変更すると、顧客が覚えている色や形まで失うことがあります。
見るべきなのは、現在の事業や考え方、使う媒体とロゴの間にずれがあるかです。企業側にも、デザイナーが変更理由を説明するときにも使える五つのサインで整理します。
VISUAL 01 / CHANGE OR KEEP
見た目が古いだけでは、変える理由にならない
01
変える理由
事業とずれる/媒体で機能しない/展開を妨げる
02
変えなくてよい理由
担当者が飽きた/競合が変えた/流行の形にしたい
担当者が飽きた、競合が変えた、流行の書体にしたい。これだけなら急いで変える必要はありません。長く使われた形には認知と信頼が積み重なっています。
変更を検討するのは、事業を正しく表せない、主要媒体で機能しない、今後の展開を妨げるなど、仕事上の問題があるときです。
今年の傾向と比べる場合も、流行との差だけで変更を決めず、用途や継続性まで確認してください。
SIGN 01 / BUSINESS
事業が変わった
創業時の主力商品から事業領域が広がり、モチーフが一部門だけを示すなら、現在の会社像とずれています。社名変更、統合、海外展開も見直す契機です。
旧事業の記憶が強い場合は、象徴を捨てず、意味を広げられる形へ整理する方法もあります。
SIGN 02 / PURPOSE
会社の考え方が変わった
理念、提供価値、顧客との関係が変わり、既存ロゴの印象が逆方向なら見直します。閉鎖的に見える形が、協働を掲げる現在の姿と合わない場合などです。
抽象的な理念をそのまま図にせず、どの振る舞いを変えたいかまで言葉にしてから造形へ移します。
SIGN 03 / MEDIA
使う媒体が変わった
細い線がスマートフォンで消える、横長すぎてアイコンに入らない、単色で意味が崩れる。主要接点で毎回例外対応が必要なら機能面のサインです。
まず小サイズ版や縦横の組み替えで解決できるかを試し、基本形まで直す必要があるかを分けます。
SIGN 04 / COMPETITION
競合との差が弱くなった
業界内で似た色、モチーフ、構成が増え、一覧で見分けにくくなった場合は識別の再設計が必要です。商標とは別に、顧客の記憶で混同しないかも見ます。
色だけを変えず、外形、比率、余白、名称との関係まで分解し、どこを固有にできるかを探します。
SIGN 05 / EXPANSION
今後のブランド展開と合わない
採用、営業、商品、複数サービスへ展開するとき、ロゴだけが硬すぎる、古い事業像へ引き戻す、派生ブランドを整理できないなら足かせです。
今ある問題だけでなく、三年後に増える接点を並べ、必要なロゴ体系や運用ルールまで一緒に設計します。
VISUAL 02 / FIVE SIGNS
5つのサインをまとめて確認する
□事業内容が変わった
□企業理念や目指す姿と合わない
□小サイズ・デジタルで使いにくい
□競合と見分けにくい
□採用・営業・ブランド展開の足かせになる
事業、理念、媒体、競合、今後の展開。どこで具体的な不都合が起きているかを記録します。複数のサインが重なるほど、変更理由は明確になります。
一つだけなら、ロゴを変えずにガイドラインや使用データを整える方が小さく解決できる場合もあります。
VISUAL 03 / RETAIN UPDATE
変える前に「残すもの」を決める
01
RETAIN / 残す
認知された色・輪郭・モチーフ・名称・物語
02
UPDATE / 変える
読みにくさ・使いにくさ・今と合わない印象・複雑さ
残す候補は、顧客が覚えている色、輪郭、モチーフ、名称、企業の物語です。変える候補は、読みにくさ、使いにくさ、現在と合わない印象、複雑さです。
RETAINとUPDATEを先に分ければ、リニューアルは過去の否定ではなく、ブランド資産を次の環境へつなぐ仕事になります。
SOURCE / 出典
- LOGO LAB JOURNAL編集部による実務整理。
